怒りやイライラが消えないときに思考を切り替える方法
気分って、明るいに越したことはないですよね。
マイナスの感情が働いていると、行動も消極的になりがちです。
では、本来の自分の力を発揮するためにはどうしたら良いのでしょうか?
こんにちは、サクラノです。
この記事を書いている私は、うつ病でマイナス思考に悩んでいましたが、今回の記事で取り上げる方法でポジティブに変わりつつあります。
あなたが「ネガティブな気持ちをなかなか切り替えられない」ということにお悩みであれば、宜しければ最後までお付き合いくださいませ。
ネガティブな気持ちの正体
自分にとって不都合のある事態に陥ったとき、「ああ、やってしまった」「いやだなあ」「いいことがないなあ」と考える方もいるのではないでしょうか。
マイナスだと思われる出来事に引っ張られないようにするには、まず物事を正しく見つめる瞳が必要です。
つまり、「ネガティブな色眼鏡をかけずに状況を判断する」ことが重要なのです。
たとえば、マイナスだと思われる事象に、プラスの面は一つもないでしょうか?
物事がうまく進まない時に、その問題に着目することは大切です。
けれど、それだけに目が行ってしまっては、いささかもったいないような気がします。
物事にはプラスの側面もある
物事には必ず良い面と悪い面が存在します。
例えば、あなたが臆病で人見知りなことをマイナス要素だと思っているとします。
けれども、それは慎重で身持ちが固い(しっかりしている)とも捉えられるんですよね。
物事のプラスの側面を見つける癖がついてくると、小さなことでも幸せを感じられるようになってきますよ。
対人関係の悩み:その問題を放置して困るのはだれか?
また、イライラや怒りの気持ちの原因が、実は自分ではないこともあります。
- ○○さんの言い方が気に障る
- あの時自分をいじめた人がどうしても許せない
さて、ここでクエスチョンです。
いつもトゲトゲした物言いをしていて、この先困るのは誰でしょうか?
人をいじめて、この先困るのは誰でしょうか?
一般的に、人は問題を自分のこととして捉えやすいといわれています。
これを問題の個人化といいます。
あなたが怒りを感じるのは、その人に理想の行動をしてもらえないストレスもあるのではないでしょうか。
自分が思うように動かせるのは、自分だけです。人を思うとおりに動かそうとしてもなかなかうまくいきませんよね。
対人関係での悩みには、「その問題を放置して困るのはだれか?」という問いを立ててみてください。
そうしてみると、「あの人はあのまま進んでいけば、いつか困るだろうし、考えても仕方ない」と自分とは切り離して考えることができますよ。
認知のゆがみ 「拡大解釈」と「一般化のしすぎ」
物事を理解するための自分の認知がゆがんでいると、ついついよくない出来事を大きく見て、いい出来事は軽視してしまうことがあります。
これを拡大解釈といいます。
そして、「自分は何をやっても駄目だ」と思ってしまう…これは物事の一般化をしすぎています。
もしかするとあなたも、「拡大解釈」と「一般化のしすぎ」によってネガティブな気持ちが加速しているのではないでしょうか?
「あれもだめ、これもだめ、自分はだめ…」そう思ってしまった人が、本来の自分のパワーをいざ発揮させようとしても、なかなか難しいですよね。
ネガティブな気持ちの時は、「大切なものさがし」をしよう
わたしたちは、悩んでいるときにその問題ばかりに気を取られがちで、本来の目的を忘れてしまう時があります。
そんな時は、「自分が何を大切にしていたのか?」という自問をしてみましょう。
たとえば私の場合の話をします。学童保育に勤めていた時のことです。
子どもと真剣に向き合いたいと考えていた私と、威圧することで子どもをコントロールしようとする上司とのコミュニケーションに軋轢が生じていました。
私は上司のやり方がどうしても受け入れられなかったので、いつも通り真摯に子どもと向き合うことを意識し続けました。
上司との関係で悩み、結局は退職してしまいましたが、ここでもし、「自分にとっての大切なものとは何か?」という自問ができていれば、退職には至らなかったかもしれません。
なぜなら、自分の信念は持ち続けることができている、「大切なものは忘れていない」状態だったからです。上司とのネガティブな問題にばかり気を取られ、それに気が付くことができなかったのです。
ですが結果的には、仕事を辞めたことでストレスが減るという良かった点と、自分の信念は曲げないで子どもにまじめに向き合ったという点の2ついいことがありました。
このように、悩んだ時、つらい感情に振り回されがちなときは、「自分は何を大切にしていた?」と自問することも良いかもしれません。
どうしても悩みが尽きなかったら、良いところを書き出してみよう
もしもあなたが、上記した方法全てにおいて試す余裕がない場合は、こちらの方法も効果的です。
自分に対する肯定的な気持ちを育てる、心のエクササイズだと思っていただけると分かりやすいと思います。
- Q1.あなたが大切にしていることはなんですか?
- Q2.あなたが今まで頑張ってきたことはなんですか?
この二つの問いを考えて書き出してみると、自分は意外にもできることが多いことに気が付くのではないでしょうか。
それは、しっかり睡眠をとるとか、洗濯物をたたむのがうまいとか、毎朝朝食は食べているとか、ささいなことでも構いません。
つらいことに心を傾けることが必要な場面もありますが、良い面にも目を向けられるようになることでストレスとうまく向き合うことができるので、おすすめです。
それでは、今回はこのあたりで失礼いたします。
次回の記事でお会いいたしましょう。