【鬱ゲー】WHITE ALBUM2は、心を痛めて楽しむ最高のマゾゲー
昨今のテレワーク事情により、業務を行いながらアニメを作業BGM代わりにしています。そこで、dアニメストアに加入したサクラノです。こんにちは。
アニメが約4200作品あるらしいですよ。月額440円(税込み)はお得すぎる…。
見る作品は、決まっていました。
『WHITE ALBUM2』です。
2013年10月から12月までの期間に放送されたTVアニメです。
原作はPCの恋愛アドベンチャーゲームで、大人が遊べるタイプのものです。
アニメ版はPG-12指定がかけられていますね。
元々は1998年に発売された『WHITE ALBUM』というゲームの続編として開発されました。シナリオライターの丸戸史明氏の持ち込みから、その後メディアミックス等を果たしていきました。
『WHITE ALBUM2』は、『WHITE ALBUM』の約10年後を舞台としていますが、直接的なつながりはないので、無印を履修していない方も楽しめる作品となっています。
この作品、何がやばいって、グロテスクな要素なんかは一切ないのに、プレイしていると心が痛み続ける点です。鬱ゲーと言っても過言ではありません。
主人公の春希を中心とした三角関係を、とても丁寧に描写した作品です。
~WHITE ALBUM2のあらすじ~
舞台は2007年秋の東京。峰城大付属3年生の北原春希は、学生時代最後の思い出を作ろうと、軽音楽部に加入する。学園祭でのステージを目標にして今したが、サークルクラッシャーが入部したことにより、軽音楽部は壊滅状態に陥ってしまった。
学園祭をあきらめられない春希は、メンバー集めに奔走する。
そんななか、春希が部室でギターを弾いていると、どこからか自分のギターに合わせるように歌う女子生徒の声を聴いた。声をたどると、そこには、学園のアイドル小木曽雪菜がいた。小木曽の勧誘に成功した春希は、さらにクラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であることを突き止める。
冬馬を加入させようと、手こずる春希だったが、紆余曲折あり、ボーカルの小木曽、キーボードの冬馬、ギターの春希というバンドを再結成させる。
結束を深め、学園祭のステージは大盛り上がりという大成功を収めるが、それ以降、ずっと春希に片想いをしていた冬馬、冬馬に片想いをしていた春希、そこに入り込みたい小木曽、お互いの恋愛感情が絡み合い、少しずつ悲劇的なラストに進んでいく……。
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本作品は、『introductory chapter』、『closing chapter』、『coda』の三部作で成り立っていますが、第一部(序章)にあたる『introductory chapter』をTVアニメ版では描いています。
冒頭でも申し上げた通り、この作品は異様なまでのリアリティ追及がなされています。これは、私たちがゲームをプレイする際の没入感とイコールで結びついているのではないでしょうか。
主人公は春希であり、プレイヤーでもあります。だからこそ、人を裏切る選択をした際には、罪悪感があり、実際にプレイしていると自己嫌悪すら呼び覚まします。
シナリオライターの丸戸氏は、作品のリアリティについて、過去のインタビューでこう語っています。
倫理観を欠いた選択の先に待ち受ける結末、圧倒的な現実感、絶望感、ぜひ、アニメやゲームで楽しんでいただきたく思います。
サクラノはこの作品が大好きですが、丸戸氏のインタビューを読んでいると、
とんでもないマゾゲーということが判明しました。
ぜひ、被虐思考がある方は、楽しんでみてくださいね('Д')b
▽全年齢版はこちら。
▽成人向け版はこちら(PS3版の追加シナリオ等も収録されているコンプリート仕様)
それでは今回はこのあたりで失礼します!
最後までお読みいただきありがとうございました。